小豆島でチェーンが錆びた時のお話
以前、小豆島に行った時に一日目で大雨の中を走ることになりました。
二日目は快晴の天気に恵まれたのですが、ふとチェーンを見ると全体的にサビが発生していました。
日頃のメンテナンスの大切さを痛感すると共に、海沿いで雨の中を走ると顕著にチェーンオイルが流れ出てしまうことを体験しました。
パンク修理道具は持っていたものの、さすがにチェーンオイルはありません。
サビの影響でギシギシと音を立てつつギアチェンジもぎこちなくなる状態で、アップダウンの続く島を走り続けます。
しばらく走っていると、道の至る所に小豆島の名産であるオリーブの木が生えている景色が広がります。
そこで、何かで見た『自転車のチェーンオイルで抵抗が少ない油はどれか』という主旨の実験でサラダ油の効果が優れていた、という記事を思い出します。
ということはオリーブオイルでも同じことか、と思い立ち、腐りかけて落ちていたオリーブの実を拾ってチェーンに塗りつけてみたところ、しっかりウェットな状態に仕上がり、あれほどぎこちなく回っていたチェーンが静かに滑らかに動き出しました。
もしや、と思っていざ乗ってみるとギアチェンジも完全とはいかないものの、実用レベルまで機能の回復が見られました。
しっかりメンテナンスできる状況になってからチェーンに塗布したオリーブオイルをしっかりクリーニングしたことは言うまでもありませんが、緊急時などは自転車専用の油を使わなくても代替品や相当品で性能が回復することを知っていると、何かと役に立つかもしれません。
小豆島サイクリングでの良い思い出になりました。
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THE MINIVELO-JIN(ザ・ミニベロ人)
田口 礎太郎
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